創立40周年記念誌 地域社会振興財団
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青森県で第1回が開催されたこの県民フォーラム、是非とも本県で開催を、と個人的に願っていた矢先に、まさに財団から候補の一つとして考えていただけることとなり、その後、開催決定、非常に限られた期間での準備に取り掛かることとなった。自治医科大学地域医療学センターの梶井英治教授を座長とする実行委員会や財団スタッフの皆様のお蔭により、なんとか2007年(平成19年)12月15日の当日を迎えることができた。本県からは、保健福祉部次長であった佐野雄二先生(2009年(平成21年)御逝去)と私が実行委員をさせていただき、事務局として三木成宣事務主任を中心に、準備から後日の報告書作成まで関係者とともに精力的に取り組んだ。当日は、開会にあたり吉田弘正理事長からご挨拶頂戴し、髙久史麿学長先生から「わが国の医学・医療をめぐる諸問題」をテーマに基調講演いただいた。そして、パネルディスカッションにおいて、梶井教授を座長に、本県の飯泉嘉門知事、徳島県医師会常任理事の森俊明医師(自治医大5期・徳島県)、徳島大学ヘルスバイオサイエンス地域医療分野の谷憲治教授、跡見学園女子大学文学部コミュニケーション文化学科の広瀬修子教授(元NHKアナウンサー)、厚生労働省医政局指導課の佐々木孝治課長補佐により、「徳島の医療を考える」をテーマに熱く討議い約500人参加した熱気あふれる会場ただいた。県内各地からかけつけた様々な世代の約500人の参加者で会場も盛り上がった。本県は、人口当たりの医療機関従事医師数では全国第3位(当時は第2位)であるものの、全国同様、県内での地域偏在や診療科偏在、そして医師の平均年齢の高齢化、女性医師の増加などもあり、県内の地域医療の現場では非常に厳しい状況が続いている。医療従事者、行政とともに、地域住民の皆さんも一緒になって、地域医療を考えよう、一緒に支えていこう、育てていこうという機運が、全国で少しずつ芽生えてきた時期だったかもしれない。本県でも是非ともそういった風を吹き込んでほしい、タネを蒔いてほしいという願いもある中での、まさに時機を得た開催であったと考えている。午後からは、3つの分科会に分かれて身近な内容をテーマに、会場からの参加型でのディスカッションが開催された。第1分科会「どうする地域医療!」においては、濱田邦美那賀町相生包括ケアセンター長(自治医大10期・徳島県)を座長として、パネルディスカッションが行われた。県南部の海部郡婦人会の南歌子会長や山間部にある那賀町医療政策課の谷啓樹課長や、三好市西祖谷山村診療所長である白石達彦医師(自治医大21期・徳島県)や細岡陽子氏(自治医大33期・徳島県、当時4年生)らの発知事ほかによるパネルディスカッション170徳島県保健福祉部医療健康総局健康増進課長 鎌 村 好 孝地域医療を考える県民フォーラム2007 in 徳島 〜安心して暮らせる明日のために〜

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