創立40周年記念誌 地域社会振興財団
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地域社会振興財団は、へき地などの地域社会がかかえる保健・医療・福祉等の諸問題について基礎的・総合的な研究を行い、そこで生活する人々が生きがいをもって健やかに暮らすことができる地域社会づくりに貢献し、地方自治の基盤の充実に寄与することを目的として、1972年(昭和47年)12月に「財団法人へき地振興財団」の名称で設立された。本財団は、設立の目的を達成するため、1973年(昭和48年)4月に「へき地生態科学研究所」を設置し、へき地等の地域社会における住民の健康や福祉の向上に資する「調査・研究」を行うとともに、1975年(昭和50年)からは、地域社会の振興にたずさわる地方公共団体関係者及び地域保健・医療・福祉関係職員に対する研修会を開催し、その資質の向上に努めてきた。その後、わが国の人口構造の急激な高齢化に対応するため、政府は1986年(昭和61年)6月に長寿社会対策大綱を、さらに1996年(平成8年)7月に高齢社会対策大綱を閣議決定し(2012年(平成24年)9月改正)、高齢社会の到来に備えた諸施策を推進してきた。これらに即応し、栃木県が発行する「地域医療等振興自治宝くじ」の収益金を財源とした「地域医療等振興事業費交付金交付事業」について、従来からのわが国の地域医療の先駆的な役割を担っている学校法人自治医科大学の教育・研究に欠くことのできない施設整備や研究機器などの整備拡充を支1972年(昭和47年)12月21日「財団法人へき地振興財団」設立許可。1973年(昭和48年)4月1日「へき地生態科学研究所」設置。1974年(昭和49年)3月29日自治医科大学本館西棟及び北棟(一部)の2階及び3階に「へき地生態科学研究所」を設置。建物は、学校法人自治医科大学と区分所有し、財団法人へき地振興財団は2階及び3階を所有。環境医学研究部門に「予防生態研究室」を、血液医学研究部門に「造血発生研究室」及び「止血血栓研究室」の3研究室を開設。援するための「整備拡充事業費交付金」交付事業に加え、1989年(平成元年)4月から、それぞれの地域において一人ひとりがこころ豊かで、自立と連帯の精神に立脚して形成される魅力ある地域社会が築かれるよう、高齢化対策に積極的に取り組んでいる都道府県や市区町村を支援するため、「長寿社会づくりソフト事業費交付金」交付事業を創設したことを機に、財団の名称を「財団法人地域社会振興財団」と改め現在に至っている。さらに、地域社会における高齢化、少子化の急激な進行とそれに関連して施行される介護保険制度等、地域社会を取り巻く環境は大きく変化し、保健・医療・福祉の分野において、特に早急な対応が求められてきた。これらのことに対応するため、本財団は1998年(平成10年)4月、「へき地生態科学研究所」に地域特性や住民の要望等を踏まえた幅広い分野を統合してコーディネートできる人材の発掘・教育及び保健・医療・福祉を包括する機能的なシステムの構築に関するノウハウの開発・蓄積等の研究部門を設置することにより、その研究機能の充実強化を図るとともに、その名称を「地域社会健康科学研究所」と改称し現在に至っている。以後、地域社会における保健・医療・福祉の分野からの、さまざまなニーズに応えるべく、事業を実施してきているところである。13設立の趣旨沿  革

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