創立40周年記念誌 地域社会振興財団
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地域社会振興財団は、本年12月で、創立40周年となります。昭和47年、へき地などの地域社会がかかえる諸問題について、基礎的・総合的な研究を行い、人々が生きがいをもって健やかに暮らすことが出来る地域社会づくりに貢献することを目的として、「へき地振興財団」が設立されました。その後、急速に進行する高齢化への対応が重要な政策課題となってきたことから、その支援にも取り組むこととし、平成元年、財団名を改め、今日に至っております。本財団は、自治医科大学とほぼ同時期にスタートし、同大学の協力のもとに、①へき地等における疾病の特異性・その原因・有効な対策等についての研究、②地域医療の従事者に最新の医療情報を提供し、医療技術の向上を図るための研修、③地方団体が実施する長寿社会づくりソフト事業に対する支援、④本財団の地域社会健康科学研究所がおこなう調査研究に必要な施設・研究機器の整備などの事業を実施してまいりました。この40年間、研究や研修の成果は大いにあがり、また、地域の方々のための健やかな長寿社会づくりに些かなりとも貢献ができたと思っておりますが、これは、財団運営に御指導を頂いている総務省・各都道府県、地域医療等振興自治宝くじの発行を通じ支援を下さっている栃木県、調査研究事業に補助金をいただいている財団法人JKA、研究・研修に協力を頂いている自治医科大学等、関係各位のおかげでありまして、この機会に、深く感謝申しあげる次第であります。地域医療の困難な現状や深刻化する高齢化社会の問題等を考えますと、本財団の使命は、益々、重要になるものと思われます。職員一同、精一杯の努力を傾けてまいる所存でありますが、関係各位におかれましては、今後とも、変わらぬご支援・ご指導を賜りますよう、お願い申し上げまして、御挨拶といたします。財団法人地域社会振興財団理事長 香 山 充 弘(自治医科大学理事長)ご 挨 拶

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