創立40周年記念誌 地域社会振興財団
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部 門研 究 内 容研 究 成 果計測行実験動物の腸管上皮細胞におけるP糖タンパク質発現の日内リズム、および強心配糖体の体内動態に及ぼす投薬時刻の影響を明らかにしてきた。また、抗腫瘍薬による有害反応の発症に関与するタンパク質の探索にも取り組み、細胞周期動態を制御するタンパク質発現に及ぼす抗腫瘍薬の影響を検討した。この薬物による消化管障害およびタンパク質発現量の変化は、投薬時刻を変更することで軽減させることが可能であった。当研究室で進行しているその他のプロジェクトにおいても、化学発光を検出する際に本機器を利用している。具体的には、ヒト由来Bリンパ球培養細胞に医療用薬物を曝露させた際のタンパク質発現変動の検出、培養細胞におけるMAPKリン酸化を評価する際に本機器を使用している。さらに、平成19年度より遺伝子改変動物を用いた研究を展開しており、その実験動物の遺伝子型を判別する際にも本機器を利用している。1)下垂体細胞の発生・分化における細胞接着分子の役割胎仔期に下垂体組織がつくられるとき、細胞が劇的に増殖・分化することはよく知られている。細胞の配列も大きく変化するが、決して、渾然一体と混じってしまうことはない。この時期の細胞接着因子の働きは非常に重要なものであると思われる。細胞接着分子として、もっとも重要なもののひとつにカドヘリンがあり、カドヘリンにはいくつかのタイプがある。これまでの研究で、ホルモン産生細胞がその前駆細胞から分化する段階で、カドヘリンのタイプが上皮性の E-カドヘリンから神経性の N-カドヘリンへと切り替わることを明らかにした。今後、各種転写因子との関連、そして、細胞の運命決定、組織幹細胞との関連を明らかにしてゆきたいと考えている。2)S100b-GFPラット下垂体前葉からのGFP陽性細胞を純化法の確立と機能解析下垂体前葉にはホルモンを作らず、S100βタンパク質をマーカーとして同定された濾胞星状細胞(FS細胞)と呼ばれる細胞が存在する。S100βタンパク質のプ結果予備実験段階の結果であるが、意志決定を伴う行動に関連して前頭前野の特定部位における神経活動の賦活がみられた。整備機器70

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