研究機器の整備事業
当財団の「地域社会健康科学研究所」は、地域社会が抱える保健・医療・福祉等の諸問題に関する基礎的・総合的研究を継続して実施していますが、これらの調査・研究事業に必要な研究機器は、公益財団法人JKAからの補助金(自転車等機械振興事業)により整備しています。
これらの研究機器の整備に関しては、「難病及び希少難病に関する研究等」に使用されています。
令和7年度につきましては、1件の整備を行い、将来的に難病の治療法の確立や今後の地域医療の発展と向上に大きく寄与できるものと考えております。
令和7年度整備機器
| 整備機器名:Visium CytAssist | |
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| 研究テーマ | 整備機器 |
| 『難病及び稀少難病に関する研究』 (特発性間質性肺炎に対して空間トランスクリプトーム解析を行い病態と治療法を解明する研究) 特発性肺線維症(IPF)は予後不良の疾患であり、新たな治療法の確立が急務です。近年のシングルセルRNAシーケンシング(scRNA-seq)技術の進歩により、組織幹細胞の分化異常がIPFの病態に需要であることが示されましたが、そのメカニズムおよび線維化との関連は十分に解明されていません。 本研究では、空間トランスクリプトーム解析を通じて、IPFにおける内皮細胞の質的および空間的特性、及び上皮幹細胞との相互作用を詳細に解析し、内皮細胞を標的とする新規治療法の開発に寄与することを目的としています。 位置情報をくわえた空間トランスクリプトーム解析によって、より解像度の高い解析が可能となり、IPFにおける内皮細胞の役割に関して新たな知見が得られる可能性があると言えます。また、解析で得られたデータは、公共のデータベースに収納され、当研究で得られたデータを用いて国際間の比較、疾患毎の比較が行われれば、IPF以外の肺疾患の研究でも将来的に重要な知見が得られることが期待できます。 |
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